6.05.2010

6.5.10 打越


日ノ出町や伊勢佐木町から根岸方面へと向かって横浜根岸通りを行くと打越の切り通しを通る。この切り通しの頂上付近に架かるのが打越橋というアーチ橋だ。人工的に造られた切り通しの左右の丘を結ぶために昭和2年に架けられたものである。

また切り通しのそばには打越霊泉という湧き水がある。横にある石碑には

霊泉の由来
この霊泉は安政年間横浜開港時出入船舶に給水したものでその後大正十二年九月一日の関東大震災及び昭和二十年五月二十九日の大空襲の際この霊泉により数万市民の生命が救済された貴重なものである。
昭和四十八年二月二十五日
打越町内会長 山本平治

と書かれている。現在も水はこんこんと湧き出ているが、水質が良くないため、飲用は避けることと注意書きがされている。