2.08.2009

2.8.09 ことぶきの花


寿町といえば、日本三大ドヤ街のひとつに数えられる日雇い労働者の町でした。今もその名残を残しながら生活保護を受ける老人が多い街となっています。
その寿町の労働センター前の広場は長年、労働者たちが暖をとるために焚き火が行われてきました。そのため、広場の天井は焚き火の煤で真っ黒になっています。
この真っ黒な天井にアーティスト北川純氏がレースの花をモチーフに、チョークで描いたのが「寿の花」。そのスケールの大きさ、労働センターとのコントラストは見る者に驚きと感動を与えるでしょう。
この街に40年住んでいるというおじいさんは「この街もずいぶんよくなったよ」と語ってくれました。

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