7.15.2010

7.15.10 子安浜から瑞穂ふ頭


京急線子安駅の海側、国道15号を越えた辺りの入江川という川沿いには、昔ながらの漁村の風情が残る町並みが広がる。特に入江川に面した敷地にはぎっしりと小さな小屋が並ぶ。どう見ても建築の法律に合致しているとは思えないし、地震がくれば崩壊しそうである。また小屋の前の入江川には、これまたぎっしりと漁船や屋形船などが並んでいる。整然と並ぶ様子は見事であるが、これも違法係留だ。橋の欄干には、「この辺りでの係留は違法であるからすみやかに移動しなさい」と書かれた看板があったが、ずっと以前から、ひょっとすると横浜が開港する以前からこうだったのではないかとさえ思われてくる。

  入江川沿いを西の方に歩いていくと、漁村風情はだんだんとなくなり町工場や倉庫が増えてくる。やがて、村雨橋という比較的大きな橋が入江川に架かるところに出る。ここで左に折れて橋を渡ると右手に古い倉庫群が立ち並ぶ。昭和27年から28年にかけて建てられた倉庫のディティールはレトロ感たっぷりだが、いまだ現役のようだ。


倉庫横の運河には最近ではあまり使われなくなった台船(ダルマ船)が係留されている。


倉庫を背にして南側に目をやると、瑞穂ふ頭が見える。瑞穂ふ頭は現在もアメリカ軍が駐留しており、一般人は立ち入ることができない。瑞穂ふ頭の岸壁には揚陸船艇や巡視艇などが係留されているのも見える。瑞穂ふ頭に渡る橋の手前には、有名なSTAR DUSTとPOLESTARというバーがある。

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