7.19.2010

7.19.10 国道駅


 国道駅はJR鶴見線にある駅で、第一京浜国道こと国道15号線沿いにあることから名付けられた。昭和の面影を色濃く残すことで有名で、第二次大戦時の米軍機による機銃掃射の痕も残っている。


駅は高架下にあるが、高架下にあるのは駅の施設だけではなく、小さな店舗や住居もあるようだ。高架下の通路はレトロ感のあるアーチ状の天井がかなり高く、2階の高さには窓もある。駅の施設では2階部分は階段で通り過ぎるだけの空間しかないから、ここも住居として活用されているようだ。ただ全体的に傷みははげしいようで、空き家になったところはベニヤ板が打ち付けられて再使用はされていない。


外は快晴なのに、暗くところどころが濡れた通路を奥の方へと歩いていくと、アンモニア臭が漂う。
通路は隣の道路まで続いていて、その先は程なく鶴見川の堤防に行き当たる。しかしその堤防までの30メートルほどの間も、高架下は住居となっていた。引き戸の奥にちらちらと年配の男性らしい影が動いているのが見えた。


鶴見川の堤防まで高架沿いを歩いて行き、堤防の上に立つ。鶴見川にはたくさんの漁船が係留されていた。

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