4.08.2010

4.8.10 称名寺


今日は金沢区の称名寺へ。称名寺は金沢山称名寺と号し、真言律宗の別格本山として西大寺末の律院です。草創の時期は明らかではないということですが、正嘉二年(1258年)金沢氏の祖と称されている北条実時が、六浦荘金沢の居館内に営んだ持仏堂から発したと推定されています。このお寺にもたくさんの桜があり、境内を彩っています。
この写真は赤門と呼ばれる称名寺の南辺を限る朱塗りの門とその脇にある桜です。


赤門を入ってすぐ左手にあるのが、この源平しだれ桃の木。一本の木に紅白の花が咲くことから‘源平’と名付けられたそうです。


赤門から桜並木の参道を歩いていくと境内の入口に建っているのが、こちらの仁王門。参道の桜はかなり散っていました。


参道の中程には称名寺の塔頭、大宝院がありました。奈良西大寺の末寺で金沢山弥勒員称名寺の一坊でしたが、関東大震災で倒壊し、現在は上の写真のように庫裏の一部として残存しているのみとなっています。

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